ブルーマン

karinmatasumori2009-09-28

舞台やお芝居ミュージカル。
楽しみたくても、聞こえないと内容が分からず敬遠してしまいがち。

もちろん、ただ見ているだけでも充分面白いものもあるのかもしれない。
でも、同じお金を払う以上は、聞こえる人と同じくらい楽しみたいと思うのだ。


さて、このブルーマン
外国人の青い人三人組は、どうやら喋らないらしい。


ということは、聞こえない私でも楽しめるかも!
前から五番目の席をとった。


なるほど、舞台の両端に電光表示板があり、日本語で文字が流れてくる。


『今日は田中さんのお誕生日です。おめでとうございます!
田中さん、立ってください!拍手!
さあみなさん、声を合わせて Happy Birthdayでお祝いしましょう。
ただし、棒読みです!歌ってはいけません。

ハッピーバースデートゥーユー
ハッピーバースデートゥーユー
ハッピーバースデー ディア 田中さん〜
ハッピーバースデートゥーユー』


む、難しい!
無意識にメロディ化してしまうバースデーソングを、無理やり棒読み!
会場は爆笑しながら棒読みしていた。

他にも、
『今日、鈴木さんはひどい頭痛に悩まされています。
みんなで鈴木さんをなぐさめましょう。
はい、声を合わせて!
「すずきさん、かわいそう〜」
鈴木さん、少しは良くなりましたか?』


などなど、開演前の数分間、文字情報のみで会場を巻き込む演出に舌を巻いた。

そして登場したブルーマン三人。
蛍光塗料を使ったショーから、楽器演奏、観客をステージに引っ張り上げたり、観客に乱入してきたりとやりたい放題の動きは見ていて飽きることなく大笑い。
聞こえる聞こえない関係なく、充分楽しめるものであった。

終了後、三人と握手をしてもらい、しっかり青くなって帰って来ました。