久しぶりの更新

九月から毎週授業をしていた大学での講義が全15回、全て終わりました。

終わってほっとしたのと、さみしいのと。

今年度の学生は特に手話に対する意識が高く、意欲的に取り組んでいる姿にわたしも励まされたものです。

・分かりやすく伝える

・生きたコミュニケーションをする

・聞こえない自分だからできる講義をする

常にこの三つを心がけてきましたが、果たして完璧にできたのかどうか。
振り返ってみると、あの時はこうすれば良かった、こうしたほうが良かった、反省点はたくさん。
これを来年度に活かして行きたいと思います。


学生からの最後の授業のレポートは、これまでを振り返っての感想など自由に書いてもらいました。
回収し、一人読みながら涙涙。

「この講義を受講し、自分の将来の目標が決まってきた」

「授業を受ける前までは、聴覚障害者や手話って遠い存在だと思っていたけれど、今ある程度手話ができてコミュニケーションにも幅がひろがり、世界も広がった」

「社会にはさまざまな人がいます。それぞれ不安や悩みを持っていると思います。でも、私は、みんなが誰もが社会に対して不便を感じることのない社会になってほしいと、心から思うようになりました」


まだまだ胸に響く言葉がたくさん。
こんな言葉をもらうと、一生懸命やってよかったと心から思えるものです。

教え子達が社会に出て、何かの縁で一緒に仕事をできたり出会ったりすることがあるといいなーと、彼女達の笑顔を思い出しながら、締め切り間近の授業報告書作成に悪戦苦闘の一日。
ああ、もうこんな時間!(半狂乱;;)