聞こえない人への対応、バッチリの焼肉店みっけ!


聞こえない人への対応、バッチリの焼肉店みっけ!

大学時代からの四人組の集まり「デスパの会」開催。
今回はメンバーの誕生祝いということで
熟成肉専門店 焼肉バル HEIJOUEN』へ。
http://r.gnavi.co.jp/g443712/
このお店は老舗焼肉店『平城苑』のバル業態。
厳選した黒毛和牛を、流行りの熟成したお肉が味わえるんだとか。
熟成肉
食べてみたかったんだぁー!
ということで、予約は電話リレーサービスで。

まず、電話の対応が良い!
何かあったときのためにと、お店のメールアドレスを教えてくれた。
最後に
「メンバー全員聞こえないので筆談等での対応をよろしくお願いします」と、伝えると一言
「お任せください!」

おお!
これ以上頼もしい言葉があるだろうか。


そうして迎えた当日。
私は仕事関係の昼食会(お酒付き)を終え、別の友人とのお茶の約束を済ませ、
デスパの会メンバー集合して再会の祝杯をあげる。
飲んでるとあっという間に夕方となり、運動をかねて銀座まで歩く。
(大した運動にはならず)


お店で迎えてくれたのは若いスタッフ。
個室に通され、テーブルには
「本日の担当Mです。ご自由にお使いください」と筆談用のメモ。

メニュー見るのが面倒な私たち。
「乾杯用のシュワシュワするのが飲みたい」
「美味しいお肉を少しずつ食べたい」
などと気分そのまんまのリクエストに丁寧に応えてくれるスタッフM君。
メンバー1焼肉にうるさいN嬢は
「肉を食べに来たのだから豚や鳥はいらない」とキッパリ言う。(以降彼女は焼肉先生と呼ばれてる)

熟成肉特選五種盛り合わせは、
芳醇な香りと、ジューシーな旨味、なのにさっぱりとしていて美味しいのなんのって!


デザートプレートは、電話で
「おめでとうコッシー!」とお願いしたのだが、出てきたのは
「おめでとうホッシー☆!」
聞こえる人でも聞き間違えるのね。
大いにウケているとスタッフM君が、カタコトの手話で《誕生日おめでとう》とやってくれた。
M君は口の形もはっきりとし、
目を真っ直ぐ見てアイコンタクトをとるのもうまい。
筆談と身振りを交えての対応に「聞こえない人と対応することは多いのですか?」と尋ねると、初めてだという。
彼のお母様の友達に聞こえない人がいるんだとか。
きっと素敵なお母様なんだろうと、そこまで想像してしまう私たち。笑
お母さんか!


お店を出るときには、スタッフ勢揃いで一人一人
《今日はおめでとうございます》
《またお会いしましょう》
《ありがとうございました》
などと手話で見送ってくれた。
スマホで調べた即席手話のようだけど、こんなことができる若い人たちって柔軟で素晴らしい!
店長らしき人にM君の対応が素晴らしかったことも伝えて、お店をあとにする。


私たちも美味しかった熟成肉のように熟成していきましょう、と締めくくるデスパの会。
そうそう、
良いおもてなしを受けたお店で私たちが必ずやることがある。
それはチップならぬ、
「感謝のメモ」をテーブルに置いていくこと。
お陰さまでとても豊かな時間をすごせたこと、良いことは良い!とちゃんと伝えたいもんね!