障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)への意見募集

障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見募集(パブコメ)が始まりました。
前回の第18回議論での意見をもとに、再修正したものが原案として公開されています。


●障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見募集について
http://www8.cao.go.jp/shougai/kihonhoushin_iken.html

●意見提出期限
平成26年11月26日(水)〜12月25日(木)

●意見提出方法
インターネット上の意見募集フォーム、あるいは郵送


私もいま、初めて見ました。
第18回で私が出した意見はこちら(11月12日)にあります。
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20141112


一部ですが、紹介します。
●合理的配慮について、現時点における一例として
・筆談筆談や読み上げによるコミュニケーション…
に「手話を加えてほしい」という意見は


・筆談、読み上げ、手話などによるコミュニケーション…


となりました。
●意思の表明にあたっても、言語(手話を含む)のほか、
点字、拡大文字、筆談、実物の提示や身振りサイン等…と具体的に書かれています。
●双方で建設的対話が必要となったとき、
自分の思いや希望を伝えるときに、
「コミュニケーションを図る際に必要な手段(通訳を介するものを含む)により伝えられる」
とも書かれています。


そのほか、
●差別解消のための環境の整備として、
電話リレーサービス等が普及しつつある今、
「サービス」という言葉を加えてほしいという意見は


「意思表示やコミュニケーションを支援するためのサービス・介助者等の人的支援…」
という表現になっていました。


●地域住民等に対する啓発活動について
子どもへの教育とともに
「保護者への啓発」も明記する必要があると伝えました。
日本でインクルージブ教育を推進させるには、保護者の理解が絶対必要だからです。
まず保護者が障害者への正しい理解と偏見のない対応を身につけなくてはなりません。


しかしこの意見については
障害のない児童生徒の保護者に対する働きかけも重要である。


という表現にとどまっています。
こはちょっと弱い感じがするなぁ…と個人的には思いました。


皆さんはいかがでしょうか?
基本方針の原案が出るまでに、何度も議論をした様子は
議事録にもあります。
見ていただき、気になるところや、おかしいなと思うところ
修正案等あれば、積極的に送ってみてください。
きっとみなさん、言いたいことはあると思います。
でもね、不満や愚痴だったら誰にでも言えるんですよね。
そうではなくて、なぜそう思うのか理由を明確にし、
どうすれば良いのか、どうしてほしいのか「1000文字以内」で
皆さんの意見を伝えるチャンスだと思います。