越乃寒梅乙焼酎の十年古酒


今年の「松森亭」は越乃寒梅乙焼酎の十年古酒をあけました。 
越乃寒梅といえば、新潟の銘酒、石本酒造のお酒です。
原材料は越乃寒梅を仕込んだ際にとれる極上の酒粕
これを再発酵させ、搾った発酵液を蒸溜、冷凍濾過しているとか。
平成15年から貯蔵をはじめ、10年目の今年が初出荷です。
私は焼酎だけはほとんど飲まないのですが、これは格別。
お米独特のまろやかな甘み。
でも、熟成の効いた43度は静かな炎のように重厚です。(キケンですw)


そのほか、シャンパン、ワイン、ビール、松森亭自家製サングリアなど、
それぞれが好きなものを呑んでいました。
お世話になったご近所さんに感謝の気持ちを込めての松森亭ですが、
開店前の大掃除と
「オトコのギョウザ」と「オンナのギョウザ」と「のっぺ汁」の仕込み
(どれもただひたすら材料をきざむのです)に力を入れ過ぎて当日パワーダウンするパターン。
それでも方々から手の込んだお料理が持ち寄られテーブルはいっぱいに。
同じマンションなので、足りないものが各家庭から補給されます。
ギョウザを焼くためのホットプレートが調達されたり、
「ちょっとカクテル作ってくるね!」と数分後にデキャンタ抱えてきてくれたり
エレベーター上下するだけで移動できる頼もしいご近所さん。
最後までお世話になりっぱなしの松森亭、
終わってから、カニを出し忘れたことに気付きました。ああスミマセン…‼


こんなカンジのオトナと、三歳のころから共に育ってきた子どもたちは高校生。
身体が大きくなり、学校がバラバラになっても、会えば変わらず仲良しで。
「あと四年したら一緒に飲めるね〜♡」なんてたわ言にも笑顔で付き合ってくれるいい子たちです。笑
その頃には、私たちもさらに熟成していることでしょう。
閉店後、深夜にひとりグラスを磨く静かな時間が、案外好きだったりします。


さあ、目の前に迫った締め切り原稿未着手案件と、年賀状未着手案件、どうする私。