実家に帰ると、自分で作らなくてもゴハンが出てくる。
朝起きるとすでにゴハンが用意されている。
食べ終えると母がお茶を淹れてくれて、私は思わず感涙してしまった。
やっぱり実家はいい。
私が帰ると、父はいつも美味しいお酒を用意してくれている。
今回は、「越乃寒梅 大吟醸 超特選」！
500ｍｌと小さ目の瓶だが、値段は３５００円くらい。
両親が新潟に縁があるので、昔からお酒というと越乃寒梅やら久保田やら八海山。
飲みなれている味だが、大吟醸はやっぱり美味しい。
水のような透明感の中にふくいくとした香りと奥深さがある。
肴にはいつものようにカニやらソラマメやら刺身やらがどんどん出てくる。
飲めば飲むほど美味しくなってきて、時々父にお酌をしつつ、ほとんど一人で飲んでしまった。
大吟醸は翌日に残らず、目覚めもすっきり爽やか！
翌日。
晩御飯の後に、母が「何飲む？」と聞いてきた。
母は焼酎を用意している。その前にも飲んでいた私は、ちょっと休憩したいと思い
「水〜」とお願いをした。
ほどなくして出てきたのは、ビール。
いよいよ母も耳が遠くなったか。
こうしてこの日も深夜まで続く晩酌…。
新潟ではいつも美味しいお酒が出てくる。
頼まなくてもゴハンが出てくる。
水を頼んでもビールが出てくる。
