両親を連れて月岡温泉へ。
『多忙につき雲隠れさせていただきます。ゴメンネー』
と貼り紙する、居酒屋舟宿店主父イサム。
チェックインを済ませ二時間温泉に浸かりっぱなしの私と母ケーコ。
背中を流しあったり、しゃべったり、だらだらな時間って久しぶり。
夕食時、箸袋の内側をなにげに開く母ケーコ。
隣は何をするひとぞと思いきや、
そこには月岡小唄の歌詞が書かれていたのです。
仲居さんにあれこれ尋ねると
「ほとんどのお客様は気付かないのに…」と
とても嬉しそうにご自身も歌えることを話してくれました。
美味しいお酒に食事がすすみ、よい感じになった頃、先ほどの仲居さんが
「お食事中失礼します」と登場し、
なんと月岡小唄を披露してくださることに。
他のお客様も手拍子うって大盛り上がり。
母ケーコすごい!笑
夜は若かりし頃の父が、
持ち物すべて質にいれて沖縄の離島で何ヵ月も過ごしたというサバイバルトーク。(by UDトーク)
聞き入る息子。
月岡温泉は何度か行っていますが今回の
「泉慶」が一番心地よいおもてなしと清潔感がありました。
父が心筋梗塞で倒れて一年。
こんな旅ができるのは、元気だからこそ。
身体に良いと噂の全国でも珍しい硫黄泉を飲める「源泉の杜」へ。
健康のためにとひとり一杯ずつ飲んだものの
看板には「自称日本一不味い温泉」。
……不味いと臭いは一緒で、
誰かが口を開くたび、
咳をするたび、
げっぷをするたびに硫黄臭が。
それはもう、口から黄色いモワモワが出てくる感じの、破壊力抜群の臭さなのでした。
月岡温泉白玉の湯 泉慶
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