「SMAP字幕休止」の件が毎日新聞に

1月25日(月)毎日新聞東京版 夕刊のコラム「憂楽帳」
先日の「SMAP生放送で字幕が休止された件」について取材を受け、記事になりました。


「憂楽帳」みんなのテレビ

 18日夜、首都圏の自宅にいたユニバーサルデザインアドバイザーの
松森果林(かりん)さん(41)は、入浴もそこそこに切り上げ、
SMAP×SMAP」のテレビ放送に備えた。
番組では、解散問題に揺れたアイドルグループSMAPが、
生放送でグループ存続を発表した。
しかし、聴覚に障害がある松森さんは、国民的関心事となった
彼らの発言を放送で知ることはできなかった。
字幕放送が休止されたためだ。


 高校1年で聴力を失った松森さんは
「聞こえる家族の中で疎外感を感じるテレビが大嫌い」になり、
数年間見なかった。字幕放送で家族と一緒に楽しむ機会は増えたのに、
今回は「テレビの前に置き去りにされた感じがした」。


 放送各局は、生放送のニュース番組にも字幕を付けているが、
番組を制作しているフジテレビと関西テレビは今回の件について
「急きょ、一部生放送となり、放送の形態が複雑になったため間に合わなかった」と説明する。


 「聞こえる人と同じ情報を知りたいだけです」。
松森さんの切なる思いに応えてほしかった。【望月麻紀】

毎日新聞「憂楽帳」
みんなのテレビ
http://mainichi.jp/articles/20160125/dde/041/070/029000c