映画「タコ船長とまちわびた宝」セリフなしの7分短編アニメ。
この作品の字幕モニターに、廣川麻子さんと飯田千里監督と製作の面高さやかさんと参加。
セリフはないけど、音楽や効果音はあります。
それらを「より多くの人に伝えるために」と株式会社パラブラさんに相談した監督、素敵。
音楽や効果音を
字幕でどう表現するのか?擬音をどのように伝えるか?
新たな挑戦にワクワクしながらのお仕事。
例えば7分の中で4曲の音楽が流れます。
それらのタイトルは表示したほうがいい?
曲の雰囲気は?この場面と曲との関係性は?
なぜこの曲を選んだの?
ここは単なるBGMではなくてタコ船長の世界観の中の音楽なの?
などなど疑問がどんどん沸き上がります。
(水の中の音)という字幕が出てきた時には
私も廣川さんもそろって
「みずのなかのおとってどんなおと?」
なんで?
どうして?
まるで三歳児のように素朴な疑問をぶつけていきます。
こうして、ひとつひとつを丁寧に監督と
字幕制作者に確認をすることで、新たな発見や提案、
面白いアイデアにつながります。
監督自ら
「聴覚障害者にも分かるように字幕をつけたい」という思いをもっています。
その思いを大切に共有し
「字幕をつけて良かった!」と思ってもらえるような雰囲気作りも心掛けています。
初めて見たときは、ちょっとシュールなオトナの童話…という
簡単な感想でしたが、繰り返し見ていくと
大人になっても宝箱を探し、追い続けることの大切さ
見つけたと思った宝箱が、玉手箱のようなけむりだったとしてもケ セラ セラ
新たな宝箱を目指して冒険に漕ぎ出そう♪
と、アクマでも個人的な感想ですが実に深い映画なのです。
字幕がつき
一日も早く皆さんのもとに宝箱が流れ着くよう待ちわびるタコ船長の松森、廣川コンビでした。
飯田千里監督のHP
http://iidasenri.com/
面高さやかさんの紹介
http://animationpalette.wixsite.com/info/shino-nagasako
株式会社パラブラさんのHP
http://palabra-i.co.jp/