マットの上で講演会!

ユニバーサルスポーツジャパン船橋ジュニア体操クラブにて
「マットの上で講演」という珍しい体験をしました。

参加者はマットの上で体育座り。
小さなお子さんの保護者が多かったので
多様性、手話、ママ友との付き合い、対話など
これまでの聞こえない中での子育てを振り返っての話を中心としました。
また、一部の母親たちの偏見や
「聞こえないとできない」
「障害があるとムリ」という思い込みに悩んだこともあったこと、
それらをどのような対話を重ねて相互理解につなげてきたかについても話しました。
手話通訳は、井戸端手話の会のメンバーです。
心強い仲間たち!


体育館のマットの上はふかふかで気持ちよくって、前回りしたくなるほど。
(スカートだったのでしませんでしたよ)
「トランポリンで自由に遊んでいいよ!」と言われすぐに跳んだ私とハルちゃん。
(スカートでしたがおかまいなく)
跳んでると、というか跳ねてると気持ちまでぴょんぴょんしてくるものですね。

今回声をかけてくださったのは、息子が小学生の時の体育の田沼寛文先生。
良い意味で先生ぽくない自由さを持っているので
子どもからも保護者からも慕われていました。


軽そうな見た目とは裏腹に(失礼!)
弱い立場や集団の中になじめない子
生きにくさを感じている子らへも
自然とまなざしをそそいでいる先生です。
常に本人の意思を尊重し、子どもや保護者に寄り添います。
だから、息子たちが小学校卒業後も数名のママ友と定期的に食事をし情報交換などをしておりました。
そんな中で、田沼先生のスタートが特別支援学校だったと知り納得。
体操の指導者でもあり、世界レベルの大会で審判としてもテレビで時々見かける田沼先生は
地域や学校現場での指導者の高齢化や、異動に伴う指導者不足により
市内の体操競技部がなくなっていく現状に疑問を感じていたといいます。


やりたいという子どもたちがいるのに、
才能ある子どもたちがいるのに、「場所」がない。
じゃあ自分がつくるしかない!と、教員をやめ
本格的な【体操競技】ができるクラブを作っちゃったという超クールな先生。

日本の体操選手の活躍が世界でも注目を浴びている昨今
ここから東京オリンピックパラリンピックで活躍する選手が誕生することでしょう。

特筆すべきは、体操指導だけでなく
今回のような講演会やイベントを通し
地域での交流拠点としての役割にも積極的なところ。
車で二時間かけて送迎をする保護者がいるのもうなづけます!

(株)ユニバーサルスポーツジャパン船橋ジュニア体操クラブ
http://usjgym.jp/intro