何年かぶりのスキー、キツかった

たまには息抜きをと、春スキー。
とはいえ私は4年ぶりくらい。

f:id:karinmatasumori:20220330174010j:plainスキー場についてウエアに着替えましたが
ウエアのパンツのサスペンダーがどうにも短くて
食い込んでしまうのです。

イタタタ…なんでこんなにキツいの?
背が伸びたわけでもないし…とサスペンダーを外してみたら
「松森〇〇小学6年」と名前。
息子が小学生の時のものをまちがえてもってきてしまった。
若干短いけれど、仕方ない。
サスペンダー外して小6息子のウエアで滑る母親。
とにかくケガをしないようにと
最初はおそるおそる…でしたが、このスピード感はたまならない。
久しぶりにガンガン滑りまくりました。
人も少なくああ爽快!!
頭の中では小学生の時に唄った「スキー」が流れてくる。
〽山はしろがね~あさひをあびて~♪
高揚感ハンパない。でもやっぱりキツかった

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この夏のエンタメ「地図を持たないワタシ」企画、多様なキャストを募集

この夏、ヒーローこと大橋弘枝プロデュースの企画
「地図を持たないワタシ」が開催決定!
ヒーローからのキャスト募集動画、ぜひご覧ください!
🔻新しいソーシャルエンターテイメント「地図を持たないワタシ」の
キャストを募集開始
2022年夏、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」にて、
新しいプログラム 対話×ゲーム「地図を持たないワタシ」を開催します。
「地図を持たないワタシ」は、ゲスト(お客様)とキャストが一緒になり、
容姿・言語・文化など様々な違いを楽しむソーシャルエンターテイメントです。
この新しいエンターテイメントを一緒に作り、盛り上げてくれるキャストを募集します。
🔻キャスト募集!
小人・エンタメが大好きな人・日本語ができる外国人
中途失聴者・弱視者・手話(通訳)ができる人
リモート出演・全盲・義足・人との違いを楽しめる人
マイノリティ・難聴者・分身ロボットのパイロット
車椅子・ろう者・ドラァグクイーン
人と接するのが大好きな人・義手・サポートが得意な人など。
【募集概要】
○募集人数 20名
○応募締め切り 4月18日(月)
○合否連絡日
4月21日(木)までにメールでご連絡します。その後、面接いたします。
○ご相談&お問い合せ先
メールアドレス:notmapstaff@dialogue.or.jp
電話番号:03-6231-1634
その他、ご質問やご心配な点がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
🔻詳しくは、
キャスト応募申込フォームはこちら
主催
Dialogue Japan Society

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ノウフク・アワード2021表彰式 シンポジウム審査員として参加してきました

ノウフク・アワード2021表彰式 シンポジウム
2回目となる今年は、全国から205団体の応募がありました。

「人を耕す」「地域を耕す」「未来を耕す」
という3つのキーワードを軸に
グランプリ、審査員特別賞、優秀賞のほか、
5年未満の「フレッシュ賞」
革新的な取り組みに光をあてる「チャレンジ賞」も。

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今年も審査員をさせていただき、
各団体の書類に目を通すのは大変ではありましたが
農作物からスイーツ、一流レストランに出されている食用花や植物、塩に至るまで
多種多様な取り組みに、驚きと発見に満ちた新鮮な時間でした。

昨年はオンライン開催でしたが
今年はハイブリット形式で、全国から受賞団体の方々が集いました。
また、ノウフクアンバサダーの城島茂さんも最後まで参加されていました。

私は優秀賞の表彰授与担当となり
かまないようにゆっくりと、受賞団体名をまちがわずに読まねばと
久しぶりに手が震えました。
当日の様子は、こちらからぜひご覧ください↓。
https://noufuku.jp/magazine/post-20220308/

グランプリの2団体
静岡県浜松市の「京丸園株式会社」さんは
ユニバーサル農業を経営戦略として位置づけそんな取組は
一度きいたら忘れられないタイトルの絵本
「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!」にもなっています。
https://agri.mynavi.jp/2022_03_06_185981/

京都府京田辺市の「さんさん山城」さんは
利用者の8割は「ろう者」であり「第一言語は手話」。
言語的マイノリティを主体とした分かりやすい伝え方の工夫が沢山あることが
結果的に他の障害者や外国人にとっても意思疎通しやすい環境になっています。
表彰式に参加された、植原さんが「真の平等とは何か?」と
問いかけていたことがとても印象的でした。
https://agri.mynavi.jp/2021_11_17_176550/

最後の、中嶋康博審査委員長の講評もとても良かった。
「応募をすることに意義がある。
応募用紙を通して、改めて自分たちの活動を振り返り、記録し
客観視していくことが次の発展に向けての一歩となる」と。

今年ももりもり耕す人たちを応援します!

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#ノウフク
#農福連携
#農福連携等応援コンソーシアム
#ノウフクアワード2021

 

大人だって先生だって知らないことがある。それを伝えられること

東海大学付属高等学校中等部一年生対象に講演。
近畿日本ツーリストさんの「心のバリアフリープログラム」は
共生社会やユニバーサルツーリズムの推進を目的とし
講演+ボッチャ体験会などとセットで行うことが多いです。
なので皆さん、体操服でリラックスした参加。

講演は朝の一限目から。
早朝の学校に到着すると、すれ違う生徒も部活動中の生徒もみな
「おはようございます!」と挨拶をしてくれるのです。
しっかりと足を止めて、目と目を合わせての挨拶。
清々しくて気持ちが良く、朝練の様子も皆さんとっても楽しそう。
講演前の担当先生のお話にも、挨拶とお礼をしっかり伝えることの
大切さがありました。
いい学校だなぁ。
そんな流れでいくつかの挨拶を手話で覚えてもらえたのも嬉しい。

講演中、私からの問いかけに対して最初はおとなしかったものの
「安心して発言できる」とわかったとたん手が沢山挙がるんですね。
答えがちがっていても、どの回答もユニークで
私にとっても新しい発見です。
そんなことをみんなで共有し、楽しむプロセスも大切にします。
時間はかかっても、思考を止めることなく
先生方も巻き込み、最後の最後で正解がでると、自然と大きな拍手に。

講演後、先生が終わりの挨拶のときに
こんなお話をしてくれました。
「反省したことがひとつある。
相手が聞こえないとコミュニケーションが大変だと思い込んでいたが、
聞こえない人の立場では、手話などコミュニケーション手段を
持たない人と話すのは大変だということ。
立場を逆にすればお互い様という視点に、改めて気付きました。」と。

大人だから何でも知っている。
先生だから何でも知っている。
ではなくて、大人だって先生だって知らないことや発見があること
それをまっすぐに伝えてくれると、
子どもたちも安心して
分からないことを伝えていくことができる。

私が講演で大切にしている
「視点を変えると価値観が変わる、視点を増やすと世界がひろがる」
そんなことを少しでも感じてもらえたかなと思いました。

最後には、全員が「ありがとうございました」と
私にも伝わるほどの大きな動きの手話で伝えてくれました。
空気を揺るがして伝わってくる臨場感、やっぱり対面っていいなぁ。

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19日NHK「ろうを生きる難聴を生きる」聴者と共に生きる大学生にインタビュー!

明日19日、NHKEテレ【ろうを生きる 難聴を生きる】にて
「キャンパスライフ充実のコツ」というテーマで
MCとして「全日本ろう学生懇談会」の聞こえない大学生にインタビューしております。

大学の授業、アルバイト、恋愛までイマドキの大学生らしく
SNSを活用した工夫やコツは興味深く
ほぼお母さんという感じで聞いていました。

それでも聴者が大多数の社会の中での困りごとや生きにくさの本質は
昔も今も変わらないんですね。

大学生だけでなく子どもから社会人まで
多くの方に見ていただければと思います。

放送日:2022年3月19日(土)20時45分~21時(15分)
以下WEBサイトより抜粋
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/2009/

進学を控え、新たな生活に不安を抱える学生も多いのでは。
そこで、聞こえない学生の全国的なネットワーク
「全日本ろう学生懇談会」に所属する、現役の大学生が登場!
キャンパスライフを充実させるためのコツを語ります。

授業をしっかり理解するために、どんな『情報保障』を使っているの!?
思いっきり『アルバイト』を楽しんでいる先輩が取り入れている工夫とは!?
聞こえる人の中で働く先輩たちの工夫も紹介します。
よろしかったらご覧くださいませ。

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船橋市議会議員研修でUD講演

船橋市議会議員研修会で、ユニバーサルデザイン聴覚障害者をめぐる状況について講演をしました。
オンラインですが皆さんの反応が良く
笑顔や表情も豊かで楽しい時間となりました。

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議員の皆さんからは事前に、
誰にとっても分かりやすく
利用しやすい議会となることを目的として、
自治体の施策全般に係るユニバーサルデザインの考え方や先進的な事例、
議会の会議のあり方についてもアドバイスを頂きたい。
また、コロナ禍の問題についても知りたい。
など積極的なリクエストをいただいておりました。
それに応えられるよう、議会のあり方をはじめ聴覚障害を取り巻く現状から、
日常生活、コミュニケーション、
公共施設から自治体の多様な事例紹介を織り交ぜて進めました。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが行った
COVID-19感染拡大防止に伴う聴覚障害者が抱える困難に関する緊急アンケートや
https://djs.dialogue.or.jp/
最近注目している、江戸川未来カンファレンスも紹介してみました。
https://www.edo-con.tokyo/

多様な人が集い展開している様子が興味深いですし、
共に生きる共生社会とは?をテーマに小学校でのSDGsの授業の取組みなどを通して
子どもたちが区長と対話し共に考える動画もあり、私も出演していたりします。
https://youtu.be/WTbIQgg-sh0子どもの頃から多様な人と出会う機会をと、
ダイアログ・ダイバーシティミュージアムの取組も紹介しました。
議員さんの中には、防災関連で津波警報が聞こえない方への
配慮等について関心を持たれている方や、手話の学習に積極的な方もいます。
船橋市議会では、令和3年2月より、音声認識アプリを利用した
インターネット中継の字幕配信を行っているなど、関心が高いこともわかります。
だからこそ、もっと良い施策につなげてもらえるきっかけとなればと思いました。
UDは特別なものではなく
そこで暮らすわたしたちニーズの反映と
事後評価を繰り返していくこと
そうしたひとつひとつの積み重ねが
新たなまちづくりの一歩になると思っています。
講演後はたくさんの方が挙手され
多くの質問で時間が足りなくなるほど。
手話言語条例のメリットや、特別支援学級のあり方など関心も様々。
議員の皆さんの積極的な姿勢が伝わってきて嬉しい時間でした。
議長さんが「これからが楽しみです!」と満面の笑顔で。
わたしも、これからが楽しみです!!
次は大きな議場で講演したいです(^^)

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ミッションインポッシブルなケーコ劇場

雪が続いてた新潟。
朝起きた母ケーコ「道路がツルツルだからタクシーで行こう」と
手では頭をなでながら「ツルツル✨」を表現。
言っていることはまともですが表現がやっぱり可笑しい。

昨年夏ごろから父が入退院を繰り返し
居酒屋舟宿🏮営業のための仕入れ、
下ごしらえ、準備や調理、事務的な作業も
母がすることが増えました。
「今日は銀行に行きたいからついてきて」と
何と初めてのATM操作。
並んでいるときから汗びっしょりな母ケーコに
「堂々としていれば大丈夫」と声をかけるも
機械から音が出るだけでドキドキの様子。

ひとつひとつの操作を一緒にこなし、
無事に振り込みを終えると更に大汗、どうみても不審者。
初めてのおつかいならぬ
「初めてのATM」ミッションクリア。
その後も、初めての場所、初めての手続き、初めてのコンビニ弁当!と
クリアする度に父に報告して褒められる母。
初めてづくしのミッションインポッシブルな日々は新鮮で毎日がケーコ劇場。

父が入院中、母がひとりのとき、
少しでも気が紛れればと
毛糸とかぎ針を買ってきた9月。
私も母も、40年ぶりくらいの編み物。
昔取った杵柄とやらで、母はすぐに勘を取りもどし
「コタツカバーでも作ろうかな」と手元にあった毛糸で黙々と編み始める。
その後、私が自宅に帰り
一週間後にまた新潟に戻ったら、なんと2メートル四方のでっかいコタツカバーが完成していた。
しかも長座布団のカバーまで。
これ全部かぎ針で??
一週間で??
おかんスゴイ!!
凝り性の母、
こんなところは私にそっくり。
いや私が母に似ているのか。
とはいえ、手元にあったいろんな色の毛糸をつないでいるので
カラフルなことこの上なく、ザ・ケーコ!といった仕上がり。
退院してきた父も笑っていた。
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その後、父がいろんな人から頂いたお守りを大事にしたい
今度はお守り袋を編み始めた母。
奇麗な水色の毛糸だったのですが
たまたまその日母が来ていたセーターが
同じような水色。
懸命に編んでいる母の姿は、どうみても
自分のセーターをほどいて編んでいる人のようで笑いが止まらない。
やっぱりケーコ劇場。
出来上がったお守り袋にお守りをいれ父はいつも持ち歩いている。
最強のお守り。
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私は私で小さめのバッグを編み始めた。
コロンとした丸い形も可愛らしく、いい感じの出来上がり。
これもってさあ買い物へ、と
財布をスマホを入れたとたん、
バッグの底が重みでびよーんと三倍くらい伸び
一瞬にしてエコバッグに変身。
イメージとちがう。
そんな私を笑いつつ、母ケーコはかぎ針片手に次なる大連作へと手を付け始めた。

凝り性の母ケーコと更なる私の迷走、続く。