手話で満喫!花火大会

karinmatasumori2008-07-31

近所での花火大会。
マンションのママ友達が、朝から頑張って打ち上げ場所の100メートル正面という素晴らしい場所を確保してくださった。

見上げるほど間近で見る花火の迫力。
夜空に広がる光の洪水は、観客に惜しみなく降り注ぎ、いろんな色に染める。
真夏の暑さを忘れ、日本人で良かった〜!と、思い切り笑顔になってしまう。

最近の花火大会は、音楽とともに打ち上げられる趣向が多い。花火と音楽のテーマが一致しているのかどうか聞こえない私には判断できないが、個人的には純粋な花火の打ち上げ音だけを聞いて感じたい私である。花火の打ち上げ音は、聞こえない人でも振動で感じ取ることができる。空気を大きく響かせる轟きは案外気持ちよかったりする。


さて、花火の音に加え周囲にひしめく観客の喧騒で騒がしいとき、手話は本当にベンリだ。
大声を出さずとも、伝え合うことができる。
私の住むマンションでは、毎週一回「井戸端手話の会」というものを開いている。自分の話したいことを手話で表現できるようになるのが目的で開かれたこの会、今年で七年目となる。
メンバーは20人ちょっと。
おしゃべりが大好きなママたちは、手話での井戸端会議をやる中で、あっという間に手話を使いこなしてしまうからすごい。
花火を見ながら、しかもスピーカーのすぐ目の前といううるさい場所で普通に手話で会話ができていることに感激。
真っ暗闇では手話が見えないが、打ち上げられる花火の明かりに照らされて充分理解できる。


大人が手話で会話をしている様子を見て、子どもたちも手話を使い始めた。スピーカーから流れてくるトトロの「さんぽ」をママと子どもが手話で歌っていたりするのだ。
息子と同級生の女の子は、学校の給食のときのおしゃべりでも時々手話を使っていたりするというから驚く。
ビールを二本あけながら花火の美しさに感激しつつ、あっちこっちで手が舞う様子にひたすら感動した夜だった。