感動詞も指文字で!

本を読んでいる息子に呼びかけた。

「ソラー!」

即座に人さし指をふって「何?」という手話で反応。もちろん、顔は本に向けたままだ。



私の前をすたすた歩いている息子を呼ぶ。

「ソラ!」

即座に、指文字の「え」を出して、「え?」と振り向く。え?なに?



私が麦茶の入ったコップを倒してこぼしてしまった。
即座に親指だけを出した手を横にする指文字の「あ」をそのまま下方に波を描きながら下ろしていく。
「あ〜〜〜〜〜〜〜」


何かあったとき、勢いつけて「あ−−−−!」
指文字を横に動かすと濁点になるのだが、時々「あ”〜〜〜〜〜」と指文字とともに叫んだり
短く「あ!」ということもある。



通常、手話を使う人同士でもこうした感動詞などはわざわざ指文字で表現することはなく(ふざけてやることはあるが)顔の表情や口の動きで伝えるのだが、息子は小さな頃からずっとこんな感じ。
まさに、自分の口から出る声をそのまんま指文字や手話でリアルタイムに表現しているのだ。
バリエーション豊かな表現方法に、改めて感心するがこれをネゴトでもやっているのを見たときには思わず爆笑。
「あ〜あ〜あ〜あ〜あ…」

いったいどんな夢を見ていたんだろうか。