井戸端手話の会・出前講座2013

今年もやってきました。
井戸端手話の会出前講座!


息子が卒業した小学校では、昨年から「夏休みを有意義に過ごすための講座」として
一週間、様々な講座を開き、3年生以上は自由に参加することができるのです。
昨年の様子はこちら↓↓<2012-07-26 井戸端手話の会・出前講座>
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20120726



今年は二回目。
昨年参加してくれた子もいるかもと、内容を変えてのチャレンジです。

「2013井戸端手話の会による誰でもカンタン手話講座」
1、井戸端手話の会の紹介
2、色々な手話コーナー
  基本的な挨拶から、気持ち、学校生活、夏休み、スポーツ関連の手話を表現します
3、改めて手話って何?
  手話と指文字、漢字の手話、名前の手話、自己紹介をしてみよう!
  質問をしてみよう!手話で会話をしてみよう!
4、知ってなるほど!手話の成り立ち
  語源や成り立ちが面白い手話の紹介。津田沼の手話の由来って…!!
  チーバ君の手話だってあるよ!じゃあ、フナッシーはどうやって表現する?!
5、知って役立つ!都道府県手話クイズ
  白地図を使ってここは何県?名物はなに?手話ではこう表現するよ!と
  客室乗務員に扮したメンバーと、色んな地名の手話の旅!
6、覚えておこう!聞こえない人にあったら?
  コミュニケーションのポイント、対応の仕方などをみんなで考えるよ
  手話通訳というお仕事ってなに?
7、東日本大震災、その時聞こえない人は?
  音や放送が聞こえないことでどんなふうに困ったのか
  どんな大変さがあったのか、エピソードを交えつつ、震災関係の手話を学びます
8、最後にうたってみよう。3・4年生は「さんぽ」5・6年生は「校歌」


今年は各自担当のパート分けをして講師となり、私が司会進行をしながら進める形でやってみました。
講師をしてくれた井戸端手話のメンバーは、15名!
ちょっと詰め込み過ぎてしまい、一時間ギリギリとなってしまいましたが
各自のキャラクター全開で堂々とやりきってくれたメンバーの底力に脱帽しました。
まるでプロの講師陣の様です。
実際、子育てをしている母親たちなので、子どもへの対応は本物のプロなのです。
司会進行をしながら、思わず感激してしまった私です。


子どもたちの感想をちょこっと紹介。
<3・4年生>
・こんなにしゅわがあるなんてすごくびっくりしました。
今日はいろいろなしゅわをおしえてくれてありがとうございました。楽しかったです。
・手話はいろいろと組み合わせいろんな表現ができることが
とても楽しいと思いました。家にかえったら手話のことを調べてみたいと思いました。
・いまや、今日、マラソンなどの手話をいっぱいおぼえました。
またあえたときは、手話をおしえてください。おねがいします。


<5・6年生>
・シンプルな手話がたくさんあっておどろきました。
・手話は手だけでやるものだと思ってたけれど、顔の表情や口の動きもいれると分かりやすくなるということが分かった。
・手話を全部作った人はすごいなと思った。
手話を全部おぼえた人もすごいと思った。
・実際に耳の聞こえない人に来ていただいて、本当に楽しかったです♡
まだまだ知らないことがいっぱいだけど、少しでも困っている人や悩んでいる人を笑顔にさせることができたらと思います。
みなさんありがとうございました。


反省点は多々ありますが、夏休みというのは
今まで気づかなかったことや
知らなかったことを調べてみる良いチャンスです。
そんな一つのきっかけになればいいなと思います。
この子たちが、大人になって、「井戸端手話の会」に入ってくれるといいなーなどと
また一つ、私たちの野望が増えた夏です。


今回の井戸端出前講座で印象に残ったこと二つ。
*「スゴイという手話は「四谷怪談」のお岩さんからできています。四谷怪談って知ってるかな?」
とスクリーンにお岩さんのイラストを表示。
「知らなーい!階段から落ちちゃったの?」


たしかに酔っぱらって階段から落ちると、こんなふうになることがあります。笑


*「男という手話と女という手話をくっつけると、なんていう手話になるかな?」
と、右手で「男(親指)」左手で「女(小指)」を作り、並べてくっつけてみました。
当然のように、結婚という答えを想定していたのですが
すかさず答えた3・4年男児
「オカマ―!! 」

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