動物の鳴き声も字幕で出して!

「動物の鳴き声も字幕で出すよう言えば〜」


今朝の聞こえる息子の要望。
発端は「千葉にアフリカ由来の珍しいツル!」というニュース。
何でも、一年ほど前から頭に金色の扇状の羽をつけたカンムリツルが、里山の中で野生化しているとか。
近くのお寺の住職さんがインタビューを受けていた。


アナウンサー「鳴き声は?」
住職さん「アーッ、アーッ」
私「カラスみたいだね。」
息子「高い声で、こんなかんじ!ア〜ッア〜ッ」
と首を思い切り長くして”高い声を出している風”に指文字の”あ”を高い位置でのばして補足説明。



我が家では、テレビで動物番組を見ているときなど時々こんなふうにして息子の解説が入る。
字幕では
<キリンの鳴き声>
<カバの鳴き声>
と表示されるが、これでは聞こえない人にはどんな鳴き声なのか想像のしようもない。
それを幼い時から知っている息子はこちらから依頼せずとも解説を入れる。
ここが腕の見せ所!とばかりに、指文字で高低を空間に描き、表現する。


「ンモウゥ〜〜〜」
「モフッモフッ」
「ゥスッ ゥスッ」
「ンギィィ〜〜」


などなど、擬音表現の豊かなこと。
豚はぶーぶー、犬はワンワン、といった一般的な擬音レベルではなく聞こえたままの表現なので、私も面白い。
字幕もこれくらい感性が豊かになっていくときっと楽しい。


それにしても、冒頭の息子の要望は切実だ。
朝からまるで条件反射のようにツル(しかもアフリカの!)の真似事をしている家庭が、他にどれくらいあるだろうか。