2017年大晦日

お世話になったファミリー達を招いての松森亭も終えて
今日は12月31日。


2017年のはじまりは、デッサン教室に通い
対象物を良くみて多面的に観察し、表面だけでなくその骨格となる
本質にも思いを馳せながら鉛筆を入れることに没頭。
デッサンの先生のひとことひとことは、人間関係にも同じことが言えると
毎回深く感じ入ったものでした。


「ひたすら集中する」ことの爽快さを思いだし
10月から息子のお弁当に添えるリンゴアートに繋がっていきます。
無心になることっって、ストレス解消につながるんですね。
まだしばらく彫りつづけそうなので、お付き合いくださいw


夏は、言葉の壁を超えて対話を楽しむエンターテイメント
「ダイアログ・イン・サイレンス」の企画監修およびアテンドとして関わりました。
世界で100万人以上が体験し、日本で初めての開催です。
音のない世界を案内する「アテンド」には持ち味豊かな面々が揃い
8月1日から20日までの間で約3500人にご体験いただくことができました。
人と人とが対等な関係性のなかで対話ができる
そんな場所は継続的に必要なんだと何度も感じました。
www.dialogue-in-silence.jp


14年前に出版し、品切れ重版未定となっていた処女エッセイ
「星の音が聴こえますか」(筑摩書房)がこの夏、電子書籍として再発刊。
電子書籍化のためのあとがきを書き下ろしたのですが
ある意味息子とのコラボレーション。電子版だけの特典です!
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B0749KGPB9



かつて高校生のころ、夢中になっていた「少女コミック
現在も「Sho-Comi」となって少女をキュンキュンさせています。
ご縁があって、少女たちに絶大な人気を誇る梅澤麻里奈先生の新作
「きゅっと結んで、スキ」の手話監修もさせていただきました。

お嬢様学校にかようひかりと耳の聞こえない結人。
言葉を超えた至極のラブストーリーです。
毎回監修を忘れてしまいそうなくらい、ドキドキしながら
誰よりも早く原稿を読ませていただくという特典にあやかりました。
単行本もでているので、是非!!
http://www.sho-comi.com/sakuhin/umezawa2.html


映画の日本語字幕制作やモニターに関わるお仕事も沢山ありました。
9月〜10月は、メガネ型端末「スマートグラス」による字幕表示が実現。
最新作、「嘘八百」は最近記事にしましたが
ウソかマコトか、その境界線はなんなのか?
時々自分の存在さえも「ホントにワタシ?」
「AIだったらどうしよう」と疑わしくなります。映画の見過ぎかしら。
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20171228


羽田空港や成田空港で、接客手話の指導にも関わりました。
空港内のお土産屋さんなどの店舗で、接客手話ができるスタッフが増えています。
今年度最も力を入れた事業でもあり、引き続きご報告できるようにしますので
たのしみにしていてください。
手話言語条例のひろまりとともに、手話への関心の高まりとニーズを感じます。
成田空港ではユニバーサルデザインに関する委員会もはじまり
私も関わっています。
ひとつひとつ丁寧に議論し、取りこぼしのないようにチェックする必要があります。
大事なニーズも言わなければなかったことにされてしまうのですから責任重大です。
羽田空港と成田空港をいったりきたりで、時々混乱しつつも楽しんでいます。


楽しい仕事に恵まれ、新しい事業が同時にスタートした一年でもありました。
人は人との関わりのなかでのみ成長できるものです。
関わってくれた全ての方へ
空よりも広く、海より深い感謝を込めて♡


新年もどうぞよろしくお願いします。