大きなホールで音楽鑑賞をする機会があった。
そろそろフィナーレに差しかかるころ、
「幸せなら手をたたこう」という歌を、聴衆も交えての合唱が始まった。
パンパン(手拍子)
パンパン(手拍子)
幸せなら態度でしめそうよ ほらみんなで手をたたこう♪
パンパン(手拍子)
小学生の頃に習った歌だから、メロディーもはっきり覚えている。
しかし、もともとリズム感がない上、聞こえないから歌う人の口元を見ていると、手拍子のタイミングが微妙にずれてしまうのだ。
そんな私を見かねた息子。
いきなり私の両腕を横からわしづかみにして、
あっけにとられている私をよそに、
パンパン(息子にわしづかみにされ手拍子!)
ぶっきらぼうなんだけれど、思いきり感激しながらされるがままの私。
これがもし、母と息子ではなくて男と女だったら、きっとこんな瞬間にクラッときてしまうのだろう。
改めて惚れ直しました。(親バカ)