学校閉鎖と現実

息子の小学校がとうとう学校閉鎖に。


9月ごろから、学級閉鎖が相次いでいた。
息子の学年、四クラスある中、息子のクラスだけはみんな元気。
同じマンション内の同級生も、次々に新型インフルエンザに罹患していく中、息子にいたってはぴんぴんしている。
去年までドブ川に通っていたから、汚いものへの免疫ができているのだろうか。
ホンキでそう思う。

今回の学校閉鎖で部活動も当然活動停止。
外出も控えるようにと、学校便りに記されている。
通常は毎日朝練、放課後練と思い切り身体を動かしているのに、それができなくなった。
元気を持て余し、家の中でサッカー練習するわ走り回るわ私のフラフープで腰を乱れ振りしているわで、非常にうっとおしい。

毎日の宿題のほか、お手伝いとしてやることを沢山課した。
トイレ掃除、玄関掃除、ゴミだしなど、どんどん頼む。
夕食のシチューを買い物から始めて全部自分で作ることをお願いしたら、張り切って取り掛かってくれた。
一度も私に相談することなく、もくもくと作業する姿はザ・職人。
一時間後、出来上がったシチューは絶品。
たまねぎが若干少なく感じるのは気のせい?
でっかいにんじん、意外にも味がきちんとしみこんでいてうまい!

そんなこんなで、連日休日も後半を迎えた週末。


「今日は洗濯物たたむのをお願いね〜!?」
面倒なことをここぞとばかりに息子に押し付ける私。
息子もいやいやながらも
「はいりょーかい!」
と、そしてどこから見つけてきたのか長い棒をあっちこっちくるくる振り回している。
そして振り返って私に一言。



「ママには現実が見えないだろうけど、魔法で全部たたみました!」


長らくの学校閉鎖でついに現実逃避か?

私には現実しか見えません。