12月の松森亭

karinmatasumori2012-12-27

お世話になった友人を招いての「松森亭」
総勢17名の大所帯。
掃除から料理の仕込みは家族総動員(って三名ですが)で役割分担。
治りかけの中指は、ぶつかっても痛くないようにと指先を脱脂綿でカバーしてビニール手袋二重の完全装備だ。
今回の「松森亭」はクリスマスも意識してちょっと洋風に。

クリスマス風にチキンの丸焼きも考えたが、意外と食べきれないことが多いので今回はパス。


前菜にはかねてより挑戦したかった「野菜たっぷりのテリーヌ」
メインは「たっぷり赤ワインで煮込むビーフシチュー」


ビーフシチューの仕込みを始めたら
「肉は大きめに!」「玉ねぎはあめ色になるまで!」と横から口を挟んでくる夫。
こだわりがあるらしいので
どさくさに紛れて木べらを彼に託す(笑)


息子にはニンジンの面取りを頼んだ。
一口大のニンジンの角を包丁でそぎ取る作業。
面倒だけと見た目と口当たりが良くなる。
細かい作業が得意な息子は、こういう時物凄い集中力を発揮する。
あまりにも時間がかかっているので、近くで見たら、プロかと思うほどの見事な面取り。
まるでベビーキャロットのような芸術品に私もたまげた。
すっかり面取りマシーンと化した息子は、約二時間文句も言わず(私が聞こえなかっただけか!)山盛りのニンジンを丸くしていった。


私はテリーヌに取り掛かる。
断面図が美しそうな細長い野菜、オクラやヤングコーン、赤や黄色のパプリカ、インゲン、ニンジン、アスパラ。
枝豆を入れても可愛いかも!と
あれこれ思案しつつテリーヌ型にゼラチンを溶かしたコンソメスープとともに浸す。
初めてだったので結構な手間暇かけて、冷蔵庫へ。


翌日、テリーヌを切ったときの感動と言ったら!
あまりにも綺麗なので、ひとり自己満足。
これは大皿に並べるよりも一人一皿ずつ盛り付けた方が美しそう。
冷やした白ワインに、リンゴやイチゴ、レモンやクランベリーを入れ、オレンジを丸ごと絞っていれたサングリアも用意。
そうして始まった「松森亭」


「お〜!煮こごりだ!!」


どこかのパパの一言に大爆笑。



ゲストが持ち寄ってくれたお料理はどれも豪華で美味しく、ワインが次々と空になっていく。
途中から甕入りの酒もふるまい、気が付けば夜もいい時間。
皆さん今年も一年間大変お世話になりました!
翌日、片づけをしていたら、出し忘れた大量のガーリックトーストがオーブンの中に。
私たちの昼食となりました。(胸やけ)