デスパレートな女たち

karinmatasumori2010-06-05

年に数回集う仲間がいる。
大学時代の同級生聞こえない女四人。

かれこれ10年以上の付き合い、遊びに行く先々ではいつも珍道中。
貴重な仲間だ。

ちょうど一年前、彼女の家でお昼ご飯を…と連れて行かれたのは、新築で家具もほとんどないマンションの一室。聞けば一括購入。
独身なのに。笑
そう、彼女は車を買うときも、家を買うときもいつも内緒でみんなを驚かせる。

そんなわけで、一年遅れのお祝いをしようと、我が家に集まった。
一年遅れのお祝いは、ホームベーカリー。
でっかい箱だが、しっかり包んでもらい、彼女はとても喜んでくれた。

さて、そろそろ帰りの電車も間近。
昼間からワインを四本もあけているわたしたちはすっかりデスパレートな女達。
誰からともなく、ホームベーカリーの包みに落書きを始めた。
「ホームベーカリーです!」
「引越しのお祝いです!」
「重いです!!」
彼女が電車で寝過ごしてしまわないようにと、
「降りる駅は葛西です!」とまで。

どうしようもないレベルの落書きに、腹を抱えて大笑い。

気がつけば終電間近。
慌てて、タクシーを拾ってあげたものの、ホームベーカリーの重いこと!
汗をかきながら持ち帰る姿は、まさにデスパそのもの。

今度美味しいパン焼いてね!