京都大垣書店での手話リンガルイベント

karinmatasumori2011-04-06

4月3日、大垣書店イオンモールKYOTO店にて行われた「誰でも手話リンガル」イベントが、無事に終了しました。
準備に関わってくださった大垣書店の皆様、明治書院の皆様、本当にどうもありがとうございました。
おかげさまで、沢山の方にお越し頂き楽しく終えることができました。
滋賀県や大阪から来てくださった方、お花見の途中で駆けつけてくださった方などもおり、大感激です。


関東ではイベントや講演が中止になったり自粛されている中、京都でのイベントができてとてもありがたく思いました。
今回のイベントでは、手話の面白さや魅力についての手話トークのほか、
「京都」「桜」「お花見」「祇園」「嵐山」など、ご当地手話も紹介して皆で一緒に手を動かしてみました。
「桜」という手話は八重桜の花びらの重なりをイメージして表現します。
京都で桜が有名な場所というと、嵐山です。嵐山の手話は「桜」を2〜3回繰り返し桜がたくさん咲いている様子を表すと、京都の手話通訳さんに教えてもらいました。
見ただけで華やかで美しい手話。
こんなご当地手話って、素敵ですよね!

手話トークの中では、東北大震災のことにも触れました。
今日本中の皆が、何かをしたい、自分にできることはなんだろうか?と考えていると思います。そこで
「ボランティア」という手話を紹介しました。

この手話は、人さし指と中指を下に向けて人が立っている様子。これを両手でそっと並べて、一緒に歩き出す様子を表現します。


「困っている人を助けてあげる」ここには〜〜してあげる。という力の弱い人、強い人との上下関係が出てきます。でも、困っている人を助けるのは人として当たり前のことです。ボランティアとは「〜〜してあげる」というものではなく、相手に寄り添い、一緒に一歩を踏み出すということなのですね。
手話は、こんな真意をも伝えてくれる言語なのです。

聞こえない人に対しても、こんなことがさりげなくできる人。
そんな手話リンガルがたくさん増えるといいなと思います。

お花見にはちょっと早かった京都でしたが、思いがけない出会いも沢山あり、追々紹介していきたいと思います。

明治書院イベント紹介のHP
http://www.meijishoin.co.jp/news/012492.html

大垣書店さん
http://www.books-ogaki.co.jp/