「目と目を合わせると、そこからは感情がじかに伝わってくる」
『誰でも手話リンガル』の中でも書きましたが、聴覚障害者にとって目を目を合わせるのは大切なコミュニケーションのポイント。
- 作者: 松森果林
- 出版社/メーカー: 明治書院
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
食卓に全員着席すると、両手を合わせて「いただきます」。と食事が始まる。
でも、朝の忙しい時などは、息子の朝食を先に用意し自分のは後から運んで行くこともある。
キッチンは対面型なので、私が果物を切ったり調理をしながらリビングの食卓に座っている息子と向き合える。
朝はバタバタしているので、息子には先に食べるように言うのだが、気が付いてみると、ずっと手を合わせたまま私が息子のほうを見るのを待っているのだ。
目と目を合わせて、はじめて「いただきます」が成立する我が家。
おあずけ状態の犬みたい!
と、つい笑いそうになってしまうのだが我が家では、よくある光景。
大声で私を呼んでも聞こえないので、私と目が合うのを待つ息子。
私もリンゴと包丁握りつつ、息子を見て声をかける。
キウイなど小さくて滑るものを扱っていると、息子のほうを見ることができないのでしびれをきらした息子が大きく手を振って合図してくることもある。
つい可笑しくて笑いそうになるのだけど、
息子にとっては「食えるか食えまいか」の死活問題。笑