中高生向け講演

最近は中高生向けの講演が増えています。
以前は中高年向け(失礼w)が多かったのですが。


どちらもそれぞれの反応があり、楽しいものです。
先日の都立中央ろう学校では、給食も一緒に食べましたが、みんなガッツリ食べながらも、しっかり手話でのおしゃべりも器用に楽しんでいて圧倒されました。
学生のスピードについていけず、あちこちからの質問に手話で答えながら、呑み込むようにして喉に押し込んでおりました!
若いって、食べるエネルギーも半端じゃないですね!笑
講演の反応も、面白い。
講演する立場からすると、一人一人の顔がしっかりと見えるのが楽しいのです。
講演後、個人的に近づいてきて進路の相談やコミュニケーションの相談を受けるのですが、一人ひとり真剣に自分のこと、周りのこと、これからのことを考えている様子が、とても好ましく感じます。
「今日の講演を聞くことができてよかった。」
そんな風に言ってもらえたときが、素直にうれしいもの。


講演準備の大変さもふっとびます。
様々な講演がありますが、一つとして同じものはなく先方のリクエストや雰囲気に応じてパワーポイントのアレンジをしますが、
いつも考えるのは、どうやったら「わかりやすく伝わるのか」ということ。
元来、「考えて整理する」という作業が苦手な私は、毎回四苦八苦の悪戦苦闘。
まさに生みの苦しみ、気が付けば朝から着替えもせずにずっとパワーポイント作ってたり。
(え?顔も洗わずに?!)


今日は、いろんな高校から集まっている生徒たちを対象とした講演。
この協議会では、司会進行や運営もすべて生徒がやるそうです。
真剣に耳を傾けてくれている様子に、私も集中しました。
後半は手話コミュニケーションを体験する時間として、実際に手を動かしてもらいます。
高校生らしく、いきいきとしていてこちらまで気持ち良くなる動きの良さ。
盛り上がるときは盛り上がって、最後のまとめの時にはきちんと耳を澄まし、立派な生徒ばかりでした。

面白かったのは、その後の質疑応答。


「好きな色はなんですか?」
「趣味はなんですか?」
「好きなスポーツは?」
個人的なことを聞かれる質疑応答は珍しく、爆笑しつつの時間。
最後に「好きな言葉はなんですか?」と聞かれ



やればできる。ぜったいできる。
できないのはやらないからだ。


と、高校生の頃私がバイブルとしていた中村久子さんの本の一説を述べたら。


男子学生がコソコソ話を、手話通訳さんがキャッチ。
「猪木みたいだー。」



猪木ショック!
1、2、3、ダーッ…は知っているけれど、
まさか、あれが猪木だなんて!笑
鋭い突っ込みに大笑いです。
こんな楽しんじゃっていいのか?という楽しい時間を過ごさせていただきました。


猪木改め

為せば成る。為さねばならぬ何事も。


いや、やっぱり
為せば成る。なるようになる。ですかね。