イシヤマヒロコ フェルトワーク展

karinmatasumori2011-12-02

「フェルト」っていうと、何を思い浮かべますか?
手芸屋さんで売っている、様々な色の四角い布…のイメージですよね。

でもでも、本当のフェルトって、もっともっとほんわりと、ふわっと、夢見心地の手触りなのです。


高校生の時に受験対策のため、休日になると群馬県の実家から、新潟県にある新潟美術学園に通っていました。
その時にお世話になった先生が、都内でフェルトの個展を開くというので、見に行ってみました。


羊毛から紡ぎ出したふわふわの綿のような細かい糸の集まりを、揉んだり踏んだりしていると布っぽくなってくるとか。
それに色を付けて、様々な形にした作品が展示されていました。
立体的なそれは、二メートル規模の大きいものから小さなものまで、衣類やバッグ、帽子など多種多様。
どれも一つとして同じものはなく、とても優しく、美しく、時に強さを醸し出し、みる人の心を温かくしてくれます。
実際の、もこもこふわふわ状態の素材を触らせてくれたのですが、これがあんな作品になるなんて!!
と、もこもこを持っているだけで不思議と暖まるのです。


久しぶりに会った先生、たくさんの作品に囲まれてとてもキラキラしていました!
どの作品も、優雅な曲線が素晴らしくて、そういえば美術学園で教わっていたときも、曲線をモチーフにした絵を描いたりするととてもほめてくれたことを思い出しました!


場所は東京駅のすぐ前。
12月3日明日までやっておりますので、興味のある方は是非行ってみてくださいね。



イシヤマヒロコ フェルトワーク展
12月3日まで
10:30〜17:00
千疋屋ギャラリー
東京都中央区京橋1−1−9(ブリジストン美術館前)