「GODZILLA」日本語字幕の新しい取組み紹介

「洋画=字幕付き」だから、聞こえない人でも楽しめる!!
って思いますよね。
でも実は、思わぬ落とし穴もあるんです。


それは、「洋画だけど日本人が出演」している場合。
洋画に出る日本人ってたいてい、日本語のセリフ役です。

過去の映画でいえば「バベル」とか
トムクルーズ渡辺謙が共演した「ラストサムライ」とか。


そんな映画の字幕はどうなるかというと
外国語のセリフ→字幕
日本語のセリフ→音声日本語のまま(字幕なし)
つまり、字幕で映画を楽しんでいたのに、日本人が出た途端日本語セリフが分からないという、あべこべな状態になっちゃうんです。


さて、話題になっている「GODZILLAゴジラ」はどうかというと、
なんと配給の東宝さんは“難聴者向け日本語字幕版上映”と称して
当たり前のように、一般の字幕上映とは別の字幕上映回を用意していたんだそうです。
それだけでなく、「音声ガイド付き上映」もあるとか。
素晴らしい取り組み!
ぜひ応援したいと思います!!

ゴジラを見ないと夏が終わらない!!(と吠えてみました)
以下、映画のバリアフリー上映に一生懸命取り組んでいる
NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンターの知人からの情報です。



【映画「GODZILLA」日本語字幕における新しい取組みのご案内】
ただいま大ヒット公開中の映画『GODZILLA』(配給:東宝)では、
“難聴者向け日本語字幕版上映”として、2D吹替版に日本語字幕が付いた上映回を設けています。

“難聴者向け日本語字幕版上映”とは、通常の外国映画の字幕版では表示されない
日本語のセリフ部分にも字幕が付き、
また、話している人物の情報や状況説明の字幕も付いているため、
聴覚障がい者の方も安心してご鑑賞いただける上映です。
外国映画ではそういった取り組みがあまりなされていない現状です。
このような配慮がなされた取り組みをもっと広げるためにも、
多くの方にこの情報を知っていただきたいと考えております。

すでに各地で上映が始まっております。
ぜひこの機会に映画館でご鑑賞ください!
お友達にもお知らせください!


各地の“難聴者向け日本語字幕版上映”劇場情報はこちら。
http://gekijyo.toho-movie.com/theater.php?no=225
音声ガイド付き日本語字幕版の上映情報はこちら。
http://info.toho.co.jp/bf/gz/


また、この取り組みに対するご意見、ご感想などをぜひ
以下のNPOメディア・アクセス・サポートセンターまでお寄せください。
FAX:03-5937-2233
メール:info@npo-masc.org

皆さまの声をお待ちしております!