世界から笑顔が消えてしまった
マスクが日常の一部となったいま、聞こえない私が率直に感じることです。
緊急事態宣言があけて
街やショッピングセンターにも人の姿が戻ってきましたが
マスクをした人々の行き交う様子は、無機質化した風景のよう。
日頃から、周囲の人々の口や表情が動くことで
自分の周りに「声」や「おしゃべり」や
「笑い声」、そして「笑顔」が存在することを
視覚的に感じていたのでしょうね。
それらがマスクで遮られると、話しているかどうかすらも見えないために
世界から、人の声も、おしゃべりも、笑い声も、そして笑顔も
消えてしまったように感じるのです。
そんな世界の中で、気が付くと
買い物意欲がわかない、
マスクでのコミュニケーションが面倒で
コミュニケーションを避けている自分がいます。
マスクをするという新しい生活様式は
行動や思考、人との関り方にも影響を与えているのかもしれませんね。
だから、こんなときだからこそ、
マスクをしていても笑顔を忘れないこと。
まずは自分自身から実行していきたいなと思います。
どうすればマスクでもコミュニケーションを楽しめるのか。
マスクをつけた状態で、私達はどこまで身体表現を拡張できるのか。
新しいコミュニケーション様式の変化にワクワクしているのです。
ワクワクしつつ、
マスク着用での会話が、あまりにも分からなくて
「分からなさ過ぎること」
これがまた新鮮な驚きで
毎回思わず笑ってしまう私なのでした。
写真はマスク以前の無邪気な父&母ケーコと。