羽田空港の手話セミナー、デフリンピック選手と共に!

羽田空港での手話セミナーが始まりました。
「2025デフリンピックに向けて多様なコミュニケーションを学ぼう」

主催するのは、日本空港ビルデング株式会社のCS推進部です。
2025年東京都で開催されるデフリンピックでは世界中から
多くのろう者の選手や関係者が空港を訪れることでしょう。
ですから、まずはデフリンピックについて知っていただき
手話の他、多様なコミュニケーションで対応できる力が必要です。
対象者は空港職員、全グループ会社(店舗、警備、清掃、飲食店等)のほか、
今回はオンラインと対面とのハイブリッド形式だったので、
関西や沖縄など他空港からの参加がありました。
内容は、デフリンピック聴覚障害とコミュニケーションの多様性、
手話や実践ワークを交えつつ
私が2007年から関わっている空港のUDなど
私と、手話通訳士でもある飯塚佳代さんとコンビで講師をします。
今回は、デフリンピックに関して、陸上競技棒高跳びの選手でもある
佐藤湊さんをスペシャルゲストとしてお招きし
実体験とともに話していただきました。
研修やセミナーで、当事者が語る言葉ほど説得力があるものはありません。
佐藤さんは、ダイアログ・イン・サイレンスでも
一緒にアテンドをしておりましたが
彼のアスリートならではの身体の使い方や
コミュニケーション力、対話力には学ぶことが多くあり
今回のセミナーでも、参加者ひとりひとりと目を合わせて
自らコミュニケーションをとってくれていたのが素晴らしかったです。
このセミナーや手話実践をメインとした講座は年に数回開催予定です。
日本空港ビルデング株式会社では
2017年より聴覚障害や手話を推進するための研修やセミナー等の
企画から講師まで担当しておりますが
その時々の社会情勢によって内容やテーマは変わります。
手話を言語として学び、推進していこうとする積極的な姿勢に
こちらも最大限応えたいと頑張りますし
こうした取り組みは事業者としてのモデルにもなります。
先日の振り返りでは、とても良かったというフィードバックを頂きましたが
これに甘んじることなく
空港からデフリンピックと手話を、少しでも広めていくべく
ブラッシュアップしていきたいと思います。
なお、羽田空港では国内空港初「電話リレーサービス」実証実験を
第1・第2ターミナルの地下1階案内カウンターにて開始しています。
電話リレーサービスに登録していない人でも使えますので
ぜひこの機会に利用してみてくださいね。
そして、空港を訪れたら「手話はできますか?」などと手話で話しかけてみてください!

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