水泳の字幕はブルー!?

karinmatasumori2008-08-11

オリンピックが盛り上がりを見せている。
スポーツ番組はサッカー以外興味のない私だが、今年のオリンピック中継は結構視聴している。

というのも、ほとんどの中継番組に字幕がつくようになっているからだ。
生放送での字幕(生字幕)というのは、アナウンサーなどの音声をタイムリーに表示しなくてはならない。方法としては数名体制でパソコンのキーボードで入力する、あるいは音声認識を利用して文字変換し、それを修正しながら出力するなどがある。
各局によって方法は様々だが、共通するのは字幕が表出されるまでに数秒のタイムラグがあるということ。

ニュースなどは、数秒遅れて出てくる字幕が、現在映し出している映像とまったくかみ合わないこともあり、ちょっぴりしらけてしまうこともある。
だが、今日のオリンピック競技の放送開始時には

「生字幕のため、誤字脱字があることをご了承ください。また、競技の内容によっては字幕が表示されないこともあります」

というようなメッセージが出ていた。私自身は誤字脱字も楽しんでしまうほうだし、世界が注目しているオリンピック。
遅れがあっても字幕がついて、みんなと同じ内容を知ることができるのは嬉しい。


通常、字幕は黒い帯に白抜きの文字が多いのだが、
今日のNHKの水泳では、ブルーの帯に薄い水色の字幕だった。
水泳だから??そういえば、以前フィギュアスケートの生字幕の時もブルーの帯だった。

その後のニュースなどでは、通常の黒帯の字幕に戻っていたので、水や氷といった、競技の雰囲気を出すためだろうか?!

生字幕があることで、中継をするアナウンサーってこんなことを話すんだ!というあたりまえのことが分かる。それだけでなく、世界中から集まる選手の名前は聞き取るのも難しかったりするのだが、字幕で表示されると一瞬で目に飛び込んでくるので分かりやすい。
字幕って実は聞こえない人だけでなく、聞こえる人にとってもベンリなものなのだ。


今回の北京オリンピックでは、開会式の様子にも生字幕がついていた。
鳥の巣といわれる会場や、その周辺に大きな花火が上がったときのこと。

「豪華な花見が上がっています!」と字幕。
花見…花火。聞いた感じが確かに似てる!
こんな日本人ならではのお茶目な誤字も、開会式の雰囲気をいっそう盛り上げて伝えてくれた気がする。