卒業パーティ

卒業シーズン。

講師をしている女子短大でも、無事に卒業式が終わり卒業パーティに参加した。
今年は若き紳士のエスコート付き。と言えば聞こえは良いが、実はわが息子。


初の子連れ参加。

都内の某ホテルなので普段よりちょっとカッコよく決めたものの、しょせんは小学三年生男児
キレイな女の子ばかりのパーティに嬉し恥ずかしといった感じで落ち着かない。

早めに行って二階でくつろぎ、そろそろ会場へと、エレベーターホールに行く。
到着したエレベーターの扉があくと、教え子の女の子達で満員。

次を待つからどうぞ!と見送る。
扉が閉まったとたんに息子、


「さっきの女の子達、面白かった〜!
ドアがガ〜って開いた瞬間、ママを見て
キャァ〜〜〜〜!うっそ〜!カリン先生と子供ぉ??キャァァ〜〜!
だって!」


と、思いっきり指文字で語尾を延ばしながらの手話通訳。
顔の表情まで女子大生だ。
うまいっ!!
しかも、「これが黄色い声なんだと初めて分かった!」とか。笑


そんな息子は、パーティ会場では初めてのチョコレートファウンテンに目を輝かせていた。


卒業パーティでは、手話通訳をつけてもらっている。
今年も、昨年に続いて親友にお願いした。
彼女は美人で頭も良く、話し手のキャラクターをつかむのが旨いから、その人の話し方や雰囲気までもを通訳してくれる。(通称、憑依通訳!)
私にとっては自慢の友人であり、通訳者であり、仕事仲間でもある。
こんな彼女を見て、手話通訳に憧れる人はきっと沢山いるだろう。


それにしても、女の子というのはほんの一年二年の間で、すごく美人になる。
彼女達が一年生の頃は、まだ幼く可愛らしかったのに、華やかなドレスや和服に身を包み、今は輝かしいことこの上ない。
この先大変なこともいろいろあるだろうが、楽しいことはもっといっぱいある。

「今自分にできることは何か」を考え、
「自分にしかできないこと」を見つけていってほしい。


彼女達の幸せと笑顔を、心から願っている。