面目丸つぶれ

karinmatasumori2012-06-27

昨日の消費増税に関する野田首相の会見のニュースの写真。


計算されたかと思うほどの絶妙な目隠しライン。
遠目に見たら犯罪者風。


これは一行で出ているときの字幕ですが、字幕が二行になったときには
顔の中央にでんと字幕がかぶさり、誰なのか判別不可能。
民主党の造反、おおきな顔も面目丸つぶれといった感じです。


うーん。
首相ご本人はこんな姿になって映し出されていることをご存じなのでしょうか。



デジタル放送になり、誰もが字幕(CC:クローズドキャプション)を出して見られるようになった一方で、いまだに字幕が世間に受け入れられないのは、こんな「面目丸つぶれ字幕」が横行するのも原因の一つでしょう。
字幕が増えてきている一方で、見る人のこと、出演している人のこともちょっとは考えてほしいなと思います。


シャープのテレビは、アウト・オブ・スクリーンで、画面の下に字幕の出るスペース(黒地で)を表出することができるとか。
メーカー、放送局ともにまだまだ工夫の余地がある字幕。



ふと気になって、他の局の様子を見てみると
フジテレビや、日本テレビは顔にかからないぎりぎりのラインで画面上と下で字幕を出していました。
比較しつつ、この局はまさかわざと??
なんて。


それよりも、やっぱり気にかかるのは手話通訳者の存在。
会見が始まるとき、会場全体の画面で手話通訳者の存在を確認したのに、首相が話し始めるとクローズアップされて手話通訳者は蚊帳の外。
こんなに無駄に顔ばかり大きく映さなくってもいいのに。
顔色ばっかり窺っているから、本当に大切なものが見えなくなるのでは??