「ろうを生きる難聴を生きる」デフリンピックのメダリストを迎えて

NHK「ろうを生きる難聴を生きる」のスタジオ収録をしてきました。
先日ブルガリアで行われたデフリンピックのメダリストをスタジオに招いてのインタビュー。


みんな若くてびっくりするほどの美男美女揃い。
控え室に全員揃った時のにぎやかさと華やかさといったら…まるで女子高のようでした。笑
お招きしたのは、以下の七選手です。
<水泳男子>
★金持義和選手(19歳、デフリンピック初出場で世界新
50M背泳 金メダル(世界新記録
100M背泳 銀メダル
200M背泳 銀メダル

★茨隆太郎選手(19歳、一人で五つものメダルハンター)
100M個人メドレー 銀メダル
200M個人メドレー 銀メダル
50M背泳 銀メダル
100M背泳 銅メダル
200M背泳 銅メダル

<卓球女子>
★上田 萌選手(全日本選手権にも出場する実力者)
シングルス 金メダル
ダブルス 銀メダル
団体 銅メダル

★佐藤 理穂選手(試合途中で足を捻った執念のメダリスト)
ダブルス 銀メダル
団体 銅メダル

★有馬 千寿子選手(冷静沈着で信頼の厚いチームの主将)
団体 銅メダル

★川崎 瑞恵選手(デフリンピック初出場の新星)
団体 銅メダル

ハンマー投げ
★森本 真敏選手(元野球少年、ろう者の世界記録保持者)
ハンマー投げ 銀メダル



スタジオにお呼びできなかったメダリストは、ビデオレターや写真で出演いただいています!
<ビデオレター(VTR)写真等>(予定)
棒高跳びの竹花康太郎先生(銅メダル)と、教え子の佐藤麻梨乃さん(銀メダル)
★女子バレーボール(銀メダル)の安積梨絵選手
★男子マラソン(銅メダル)山中孝一郎選手
★女子100Mハードル(銅メダル)田井小百合選手
★女子マウンテンバイク(銅メダル)早瀬久美選手
★柔道男子(銅メダル)吉良暁生選手、山田光穂選手


<番組詳細>
NHKEテレ「ろうを生きる難聴を生きる」

デフリンピック・メダリストに聞く ―前編―
9月1日(日)夜7時30分〜7時45分
[再放送]9月6日(金)昼11時45分〜正午
7月26日から8月4日まで、ブルガリアのソフィアで開催された第22回夏季デフリンピック大会。
番組では、メダリストへのインタビューを2回にわたってお伝えする。
1回目は、水泳で好成績を残した二人の大学生、金メダルを獲得した
金持義和選手と、銀と銅合わせて5個のメダルを獲得した茨隆太郎選手に聞く。

デフリンピック・メダリストに聞く ―後編―
9月8日(日)夜7時30分〜7時45分
[再放送]9月13日(金)昼11時45分〜正午
デフリンピック大会のメダリストへのインタビュー、2回目は、
金メダルを獲得した卓球の上田萌選手と、ダブルスで銀メダルの佐藤理穂さん
団体で銅メダルの卓球女子団体の皆さん、
陸上・男子ハンマー投げで銀メダルを獲得した森本真敏選手をスタジオに迎える。


ちなみに「デフリンピック(Deaflympics)」とは…
4年に一度開かれる、ろう者のオリンピックです。
身体障害者パラリンピックよりも長い歴史を持ち
夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催しています。
デフリンピックへの参加資格は、補聴器をはずした状態での聴力が55デシベル以上で
各国のろう者スポーツ協会に登録している者とされています。
また、競技中には身体の安全のために、補聴器装用は禁止されています。
今年は、7月26日から8月4日までブルガリアのソフィアで開かれ75の国や地域から5000人もの選手が参加しました。
日本からは12の競技に149人の選手が参加し、金2個、銀10個、銅9個と
過去最高のメダルを獲得しました。



デフリンピックを多くの人に知ってもらおうと、今年は
デフリンピック応援プロジェクト」が立ち上がり全国でイベントが開催されました。
手話を取り入れたダンスパフォーマンスで活躍中のHAND SIGN(ハンドサイン)が、
デフリンピック応援プロジェクトチームのサポーターとして盛り上げてくれましたね。
http://jdppt.sakura.ne.jp/

この機会に多くの方にデフリンピックを知っていただき、
四年後に向けて選手たちの応援をしていけたらいいな。
今回の収録は、いつもと違ってお喋り形式のインタビューです。
拙い進行でしたが、きらめく選手の笑顔を堪能してください。
爆笑の裏話は放送後に! (^^)