普段肉を食べない人が肉を食べるということ

友人との食事に美味しい肉をリクエストしました。


「カリンの口から肉が食べたいだなんて、以前は考えられなかった」


これが友人の反応。
それくらい肉食べるイメージがなかったということなのでしょう。
実際、肉より葉っぱと果実系。
野菜と果物があれば(あとお酒)生きていける人間でした。
ところが年齢と共に体力のなさを実感していきます。
年々スタミナのなさを指摘され、自分でも自覚し、その時に言われたのがこれ。


「肉を喰いなさい。肉を!」


以来、頑張って肉を食べるようにしているのです。
美味しい肉を。
二年前のママ友に充てた年賀状には
「今年の目標:肉を食べること」と冗談半分で書いたら、後日ママ友の娘(小学生)から手紙が来ました。


「かりんちゃん、しっかりお肉を食べていますか?」。


小学生から肉を食ってるかと問われる私。
そんなわけで、意識して肉を食べるようになったここ数年。
とはいえ、今年みたいな猛暑続きじゃ食欲もなくなり、いつのまにかもとの「葉っぱと果実生活」
八月も終わりに近づき、夏の疲れも出るころ。
ここはひとつ美味しいお肉を食べてスタミナつけないと!と
冒頭の友人とお肉を食べに行きました。


とろける美味しさで、お肉もご飯もたっぷり食べたのですが、それにしても焼肉って難しいのです。
手話をしながら、飲みながら、食べながら、というだけでも忙しいのに
更に「肉を焼く」というミッションが加わります。
しかも手話に夢中になったりすると、焦げてしまったりする。
普段あまりお肉を食べないから、要領を得ずうまくリズムがつかめないのです。
肉を挟むトングでうっかりご飯を食べそうになってしまったり。
まさにミッションインポッシブル。
気が付いたら数種類あるタレや、お塩、生わさびなど何もつけずにたべていました。
それでも十分においしかったのですが。
次に行くときには、焼肉のスペシャリスト.Nを連れていかないと。


今回訪れたのは、銀座の完全個室の焼肉。
肉効果は素晴らしく、その日一日ずっと元気でテンション高かった私。
お酒を飲んでもさほど酔わず、恐るべし肉効果。


そういえば昨年の暮れ、右手中指先端を切断し、縫合手術を受けたとき、
医師に
「肉を食べれば切断面の肉が盛り上がってくるから肉を食べなさい!」と言われたっけ。
まさかと思いつつ、肉を食べるようにしていたら
左手中指より8ミリも長くなったことを思い出しました。
普段肉を食べない人が食べるとこんなにも効果テキメンだとは!
困ったときの肉頼み、です。